本プロジェクト挑戦までの経緯を簡単に説明しますと、教室内のふとした会話の中で「戦国時代の頃、このあたりにお城があったらしい」と話が出て、さらにそのお城について調べてみると、なんと塾生が「最後の城主の末裔」だったのです。(出典:千野原靖方(2004)『東葛の中世城郭』崙書房出版.)
しかし、その他の生徒に城の話を聞いてみても全く知られていない状態で、地元小中学校の社会科の授業でもお城の名前すら出てこないそうです。
そこで最後の城主の末裔である塾生と話し合い、末裔というストーリー性はもちろん、平成→令和へと時代の節目であること、そして何よりも純粋に面白そうなので(笑)、本プロジェクトを立ち上げました。
現時点では、①お城の擬人化キャラクター制作とグッズ製作、②跡地に看板を設置(地主さんの許可済み、ポケストップ申請予定)、③お城についてのショートムービーなどを通して「地元におけるお城の認知拡大」を目指します。
以上が概要になります
プロジェクトについて説明したところで、1つの疑問が湧いてきませんか?
その疑問とは「プロジェクトの資金はどこから出るの?」でしょう。
当然、私個人や塾から出すことは考えておりません(←ここ重要!)
では、どのようにして資金を集め、プロジェクトを実現するのでしょうか?
答えは『クラウドファンディング』です(いくつか種類がありますが、今回のプロジェクトは「購入型」になります)
クラウドファンディングとは、あるプロジェクトを実現するために、インターネット上で企画内容や実現に向けて必要な金額を提示し、広く支援を呼びかける手法です。
現時点では、聞きなれない言葉かも知れませんが、おそらく来週あたりからテレビCMも流れ、日本でも認知が広がり、これから利用者が増えていくでしょう。
ちなみに当塾で事あるごとに登場するVRも(笑)、2012年にパルマー・ラッキーさんがアメリカのKickstarterというクラウドファンディングサービスを通じて開発費を集め、商品化され現在のようにメジャーな存在となりました。(支援してくれた人にはリターンとして開発したVRが贈られた)
こうして日本でもクラウドファンディングの存在が知られ、利用者が増えていくと自分のアイデアだったり、やりたいことを実現しやすい世の中になっていきます。
言い換えると「〇〇をやりたい!」と思ったときに手元に資金がなくても実現できる社会になっていくのです。
先日、高校部の女子生徒と「千葉県内のJK1万人がディズニーランドに集結し、全員で卒業記念ダンスを踊る!的なクラウドファンディングをやったら面白そうだよねー」なんて話をしました。笑
ちなみにディズニーランドを貸しきるためには、3,000万円ほど必要だとか。。。
一見無理そうに感じますが、これもクラウドファンディングで呼びかければ、スポンサーとして名乗りをあげる法人が出てきそうです。(例えば、リターンでダンスの衣装に企業ロゴを入れるとか。実現すればTV局も入りそうなので全然アリ。)
ぜひとも、県内の高校生で興味がある人は企画してみてください!笑(はじめるのは無料)
ただ、そうして「何かをやりたい!」と思ったときに大切なのは「アイデア」はもちろん、「熱意」と「行動力」です
この辺は、まさに当塾の教育理念(受験の先まで役立つ『実現力』を高める)そのものですが、プロジェクトを実現させるために必要な「知」を身につけたり、人々を納得させ応援してもらうための「解」(どうすれば、プロジェクトに魅力を感じてもらえるのか?正解のない納得解)を導き出す必要があります。(この実現力を高めるのに不可欠なのが、当塾の7つの指導方針)
このように今回、塾生とクラウドファンディングに挑戦することになりましたが、おそらく”学習塾とその生徒”という関係でのクラウドファンディングは、全国的にみても初の試みだと思います。(ゆくゆくはこの流れが広がってほしい。高校でも)
法律も改正され、18歳で選挙に行くようになり、そして成人も迎えます。
ですから、こうして高校生にもなればクラウドファンディングを実施したり、さらには金融(ファイナンス)についての知識も少しずつ学んでいってほしいですし、私としても少しずつ織り交ぜていきたいと思っています。(個人的には、次の次の学習指導要領改定あたりに「金融」が入ってくると思っています)
なお、本プロジェクトについては現在クラファンページを製作中です。
ページが完成次第「お城の名称」や「塾生の名前」もお伝えします
立ち上げた生徒はもちろん、私自身も初クラファンですので、PR用動画の撮影から何から”初”モノづくしで、日々生徒と盛り上がってます。笑
ようやくプロジェクトのスタートラインに立てたので、あとは最後までやり遂げます
それでは、続報まで
P.S.
地元の方々への情報収集がてら、運河駅で下車し、利根運河の桜を見てきました
運河駅周辺の方々(特に西深井)はとても優しい人ばかりで助かりました
引き続き、自然のパワーをもとにプロジェクトを前に進めます