平成31年度千葉県公立入試(現高1世代)の結果について、本日の千葉県教育委員会会議で発表がありました
さっそく5教科の平均点を見てみましょう
前期→279.6点(前年比-14.7点)
後期→309.5点(前年比+18.6点)
以上のような結果になりました
3ヶ月前、2/12の前期選抜の翌日に『平成31年度千葉県公立入試『前期選抜』平均点!』と題し、県内最速で私個人の直感をもとに前期の平均点は284±5くらいだよ、なんて記事を投稿したワケですが、どうにかその範囲に落ち着いてくれてホッとしています。笑
また各教科の難易度についても的を外さなくて良かった、良かった。
さて、改めて公表された平成31年度の公立高校入試の平均点について、見ていきましょう
やはり、前期選抜直後に言われていたことではありますが、前期選抜は前年よりも低く出ましたね。
というより、平成30年度の前期選抜が前後期制が導入されて以来最高点だったので、もとの前期選抜の難易度に戻ったと見るのが正しいかもしれません
一方、後期の方は平成29年度(306.9点)を上回って309.5点となり、前後期制が導入されて以来最高点を更新しました。
H31年の前期平均点279.6と比較すると、その差は29.9点
簡単に言うと、前期は難しく後期は易しかったということです
ただ、実際に前後期ともに受検した現高1生は、この約30点という数字以上に後期の問題は易しく感じたと思います。
なぜかと言いますと、、、
この辺のカラクリや仕組みについては春休み中に現中3生を対象に実施した「高校受験を学ぶ会」で話をしましたが、一言で説明すると、、、
「前期選抜で合格した生徒は後期選抜を受検しない!」ということです(笑)
あとは試験時間も前期より短いですし。
タラレバは禁物ですが、「仮」に前期合格組が後期選抜も受験していたら、後期選抜の平均点はもっと上がります。
これは日常生活でも言えることですが、自分のところに入ってきた情報をなんでもかんでも鵜呑みにするのはよろしくありません
「果たしてこの情報は正確なものか?」と入ってきた情報を自分なりに精査する力をつけてほしいと思います
そうしないと「簡単に成績が上がる勉強法」をググってしまうような生徒なります。笑
そんなことをしていたら、誰かがしかけたマーケティング網にひっかかるだけですよ
はっきりいって、簡単に成績が上がることなんて有り得ません
苦しん苦しんで、もがきまくってようやく目に見える形で成績が上がるものです。
こうした根本を理解しないまま大人になると、「ラクして稼ぐ方法」とかをググって変なモノに引っかかったりしてしまいます。
勉強法というのはそれ自体を模索することが1つの教科のようなものなので、試行錯誤を繰り返し自分なりの勉強法を確立してほしいと思います
公立入試に話を戻しますと、現中3世代で現行の公立入試制度(前後期制)は終了しますが、はたして最終回が前年度の難易度とは限らないのであくまでも参考程度、ですね。
受験生であれば秋口から過去問に取り組む機会が増えてくると思いますが、その際はその年ごとの平均点を意識して取り組むと良いでしょう。
ちなみに「自分の点数=平均点」であれば、自分の偏差値は50ということです
日頃から塾生に「定期テストでは自分の素点を見て満足してはダメ。平均との差で評価するように。」と散々口にしています。
ですから、点数を軸に評価するのであれば、ぜひとも平均との差で比べてほしいものです。
おそらく、明日の午前中には千葉県教育委員会よりHPで発表があると思いますので、そちらをご覧ください↓