すでに中学校で開かれた進路保護者会でも話があったと思いますが、こちらにも掲載します
現中3生が対象となる令話最初の千葉県公立高校入試(令和二年度)についての大切な情報ですので、公立高校を志望する受験生はもちろん、その保護者の方も必ず目を通してください。
その大切な情報とは、「千葉県公立高校入試の前期・後期選抜における評価方法」です
「何だ、これは?」という方のために簡単に説明しますと、前後期選抜において「受験生のこういうところを見て、評価しますよ!(順位づけをしますよ!)」という志望校からのメッセージになります。
例として、昨年度(平成31年度)の流山おおたかの森高校(前期選抜・普通科)の評価方法を載せます↓(赤線注目)
3(2)調査書の項目を見てみると、「ア 教科の学習の記録」はいわゆる「内申点(3年間分の学年評定の和。45×3年間分=MAX135点)」でご存知の方が多いと思います。
それ以外の項目について、記載されている内容を点数化し、加点するというのが前期選抜の特徴でもあり、ほとんどの公立高校が多かれ少なかれ調査書内のイ、エ、オの項目で加点枠を設けています。(後期選抜ではほとんどの高校で、この枠の加点はなし)
資料にある通り、昨年度のおおたかの森高校ではイ,エ,オの項目について加点(上限100点)したものを,アの内申点に加えて「調査書の得点」として評価されました。
よって、1日目の学力検査500点満点+2日目の面接30点満点+調査書235点満点=合計765点満点で受験生を評価したのが昨年度の前期選抜でした。
このアの項目以外の加点部分に関しては、高校によって本当にまちまちです
なんともややこしい調査書内の加点ですが、実は3年前までは事前に公表されておらず、完全にブラックボックス状態
それが一昨年度から、この評価方法内にどの項目とどの項目を評価し、MAX⚪︎⚪︎点で加点しますよ!と、ようやく事前に公表されるようになったのです。
とても大切な情報なので、クドイようですが公立志望の受験生やその保護者の方は、必ず確認しておきましょう(2回目)
そして、その公表日ですが、、、
明日10/18(金)より県内の全ての高校で一斉に公表されます
掲載場所は各高校のHPです
ちなみに例年の流れからすると、前日となる本日10/17(木)の夕方以降には掲載されている高校が多いようです。(HPを管理されている先生からすると、そのためだけに朝一番に出勤するのは、、、ということでしょう。)
先ほど、流山おおたかの森高校のHP(こちら)を覗いてみたら、、、やはり明日公開予定のものがすでに載せてありました。笑
そして、評価方法の内容を確認したところ、正直驚きました
と言いますのも、昨年度の前期選抜では調査書の内申点以外の加点が100点分ありましたが、なんと令話二年度は40点分に変更され、大幅に加点が削減されているのです(面接の配点は30点で変わらず)
つまり、今年度は60点分も加点が削られ、1日目の学力検査500点満点+2日目の面接30点満点+調査書175点満点=合計705点満点で評価されます。(下記資料は令和二年度の前期評価方法。赤線部をご覧ください)
これには個人的にかなり驚きました
なぜかというと、千葉県公立入試の前後期制は令和2年度をもって廃止され、その次年度からは一本化されるのは既報の通り。
その前後期制が実施される最後の年にこれだけ大きく配点を変えるのは、凄いことなんです。
おそらく、そこには同じTX沿線にある柏の葉高校には負けてられない!という気持ちさえ感じます。笑
で、その加点の削減がどういうことを意味するのかと言いますと、昨年度までは中学校での生徒会や委員会などの特別活動や部活動での成績、さらには各種検定などを取得していた生徒が有利で、試験当日を迎える前には(出願時点)には受験生の間でかなりの点数差が生じていました。
しかし、令話二年度(現中3生の代)の前期選抜では、60点分も加点が削減され、「これまでよりも、試験当日の学力検査や面接に比重を置いて評価しますよ」という高校側からのメッセージを感じ取れ、もの凄い方針転換だと思います。
ですので、これまで中学校生活で特別活動をしていなかったり、各種検定を持っていなかった生徒に関してはプラスに働き、反対に特別活動や各種検定を持っていた生徒については昨年度より不利に働くことになります。
このように高校によってはかなりの変更が生じてますので、公立志望の受験生やその保護者の方は必ず確認しておいてくださいね(←3回目。笑)
それでは。